米を酒の命として、やさしく丁寧に接します。
奥の松では、八千代蔵に自社精米所を併設し、酒の命である米を100%自社で責任をもって精米しています。
玄米から白米までの全工程を管理できるように設備を充実させ、精米技術を駆使して原形精米による高精白米を実現しました。
60%精米で二昼夜、磨きに磨く大吟醸酒用の40%精米では三昼夜にわたって精米機を稼動させます。
毎年、米の出来具合は水分や硬さなどに微妙な違いがでてくるものです。機械任せではなく、熟練者によるきめ細やかな管理や判断が欠かせません。
精米を終えた米は、色彩選別後砕米を除き、精米時に生じた温度を徐々に下げ、室温と湿度になじませるために「枯らし」という寝かせの工程へ。
次に計量された米はジェットの混気水流によって洗米され、最新式のサナ板式浸漬タンクで米の品種、精米歩合によって蒸しあがりの状態を想定し米が余分な水分を吸わないように浸漬時間を決定します。